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社会人になって最初の壁は「考えて動く」こと ―指示待ちを卒業するために必要な“3つの視点”―
はじめに:「言われたことはやってるのに…」
新卒1年目、配属されて数ヶ月。「言われたことはやっているのに、評価が上がらない」「次に何をすればいいのか分からず、いつも受け身になってしまう」こうした悩みを抱えている人はとても多くいます。
その背景にあるのが、“考えて動く”という壁です。学生時代は「言われたことを正確にこなす力」が評価されがちでしたが、社会に出ると評価の基準がガラッと変わります。
【1】「考えて動け」の正体とは?
◆ 社会人に求められる“3つの考える力”
上司や先輩がよく言う「自分で考えて動いてほしい」という言葉の裏には、以下のような“思考の期待値”があります。
図:「考えて動く」とは何か? 3つの観点で可視化
観点
具体例
ゴール思考
この仕事の目的は?誰のため?なぜ今やるのか?
優先順位の判断力
どれから着手すべき?時間配分はどうする?
自走力
わからない時、自分でどう仮説を立てるか?
◆ なぜ1年目はこれが難しいのか?
目的を聞かずに「やり方」ばかりを覚えようとする
言われたことを丁寧にこなす=褒められると思っている
「分からないことを聞く」こと自体にためらいがある
この“考えるプロセス”の訓練がないまま社会人になると、最初の壁にぶつかるのは自然なことです。
【2】「正解探し」から「仮説ベース」へシフトする
社会人にとって「すぐ正解を求める姿勢」は、意外とマイナスになることがあります。むしろ、仮説を立てて試す→振り返る→改善するという循環こそが評価されるのです。
表:「正解探し型」と「仮説思考型」の違い
項目
正解探し型(NG)
仮説思考型(OK)
質問の仕方
「これ、どうやるんですか?」
「こうやると考えたのですが、どうでしょうか?」
進め方
完璧にしてから出す
途中でも仮説と理由をセットで共有する
評価されやすさ
消極的に見える
主体性があると見なされやすい
【3】“自走できる人”が必ずやっていること
では、「考えて動けるようになる」には何から始めればいいのか?具体的な習慣を3つ紹介します。
◆ 習慣①:ミーティングに「目的とゴール」をセットする
仕事は、“やること”ではなく“何を得たいか”を明確にすることから始まります。
◆ 習慣②:「言われたことメモ」ではなく「気づきメモ」をとる
指示内容だけでなく「なぜそうするのか」「応用できそうな場面」をメモする
翌日、「自分だったらこうやる」という形で反芻する
◆ 習慣③:「振り返りフレーム」を使って次につなげる
「仕事の振り返り」テンプレート
振り返り項目
質問例
今日の目的
なぜこの仕事が発生した?
成果
何を得たか?相手はどう反応したか?
気づき・学び
次回に活かせそうな点は?
次のアクション
明日、自分から動けることは?
まとめ:社会人1年目は「自分の考え方」を鍛える時期
「考えて動く」というのは、最初は難しく感じて当然です。ただ、“やり方”の学びを越えて、“考え方”の習慣を手に入れた人から、一気に成長が加速します。
なぜそれをやるのか?
どんな成果が求められているのか?
自分は何を提案できるのか?
この問いを持ち続けることが、1年目の“受け身からの脱却”につながります。
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