
はじめに:なぜ「ミーティングの入り方」が重要なのか?
「今日のミーティングもなんとなく終わった…」
「結局、誰が何するんだっけ?」
そんな経験ありませんか?
実は、多くのミーティングが「入り方の失敗」で空中分解しているのです。
逆に言えば、「入り方」を変えるだけで、ミーティングはグッと動き出します。
本記事では、“成果を出すチーム”が必ずやっている「ミーティングの入り方」のコツを3ステップで紹介します。
【1】目的とゴールを“再確認”する
会議の冒頭に「なぜ集まったのか?」を明示する
「この会議の目的は〇〇です」
「今日は●●を決めることがゴールです」
この一言があるだけで、ミーティングの集中度が一気に上がるのをご存じですか?
ゴールがあいまいなミーティングは、
→ 参加者が「様子見」になり
→ 発言が減り
→ 結論が出ないまま終了、という負のスパイラルに陥ります。
【2】「発言の地ならし」を行う
安心して話せる“空気づくり”が成果を生む
会議の最初に、「今日は皆さんの意見を聞きたいです」「まだ方向性は決まっていません」などの“発言しやすい空気”を言語で作ることが重要です。
また、チームが緊張しているときはアイスブレイクや軽い雑談から入るのも効果的。
特にリモート会議では、「話しやすさ」の演出が成果を左右します。
発言のハードルを下げるひと言集
シーン | 効果的な一言 |
---|---|
意見を求めたいとき | 「アイデア段階でも大丈夫です」 |
緊張をほぐしたいとき | 「最近こんなことで笑いました」 |
意見が出にくいとき | 「〇〇さんはどう思いますか?」 |
【3】“役割と流れ”を共有する
「この後、どう進めるのか」が見えると安心する
ミーティングでは、流れと役割を冒頭で明示することも非常に大切です。
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進行:自分(司会)
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意見出し:全員
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メモ:Aさん
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結論確認:自分
というように、誰が何を担うのかを最初に伝えることで、
→ “迷い”が消え
→ 主体性を持って参加できるようになります。
ミーティング構成のテンプレート
項目 | 内容 |
---|---|
目的 | 例:A社案件の提案方針を決める |
時間配分 | 意見出し20分/整理10分/結論10分 |
担当 | 進行:Bさん/記録:Cさん |
【まとめ】“入り方を整える”だけでミーティングは動き出す
成果を出すチームは、特別なスキルよりも当たり前を丁寧にやる力を持っています。
中でも「ミーティングの入り方」は、誰でも今すぐ見直せる大きな武器。
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ゴールを明示する
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話しやすい空気をつくる
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流れと役割をセットする
この3ステップを意識するだけで、ミーティングが「やらされ感」から「成果の場」へと変化します。