はじめに:「TOEIC○点取ったのに、話せない…」その悩み、あなただけじゃない
「TOEICで700点以上取ったのに、英語で会議となると口が開かない」
「履歴書に書ける点数はある。でも“英語が使える実感”がない」
このように、**「点数はあるけど使えない英語」**に悩むビジネスパーソンは非常に多くいます。
特に、グローバル案件や外資とのやり取りがある職場では、「実戦で使える英語力」が問われる場面が急増中。
今回は、TOEICのスコアアップではなく、“使える英語”をどう身につけるかにフォーカスしてお伝えします。
【1】TOEICの点数と実務英語は「別モノ」です
TOEICとビジネス英語の違い
| 項目 | TOEIC | 実務で使える英語 | 
|---|---|---|
| 測る力 | 読解・リスニングの処理能力 | 会話力・提案力・交渉力 | 
| 想定される状況 | 一般的なビジネスシーン | あなたの職場での“リアルな場面” | 
| 評価されるもの | 正答率(選択式) | 思考の整理・伝え方・反応力 | 
特に営業やコンサル、プロジェクトマネジメントの現場では、「言葉を通じて相手を動かす力」が求められます。
これは、スコアでは測れない力です。
【2】“使える英語”を身につける3ステップ
Step 1:英語で「伝える型」を身につける
話すのが苦手な人ほど、「構造」で話す型を覚えるのが近道です。
🧩 PREP法を英語で活用しよう
Point:結論(What’s your point?)
Reason:理由(Why?)
Example:具体例(For example…)
Point:再主張(So, again…)
英会話ではなく、“英語で伝える型”をまず持つことが、話す自信と実戦力を生み出します。
Step 2:自分の業務に関係のある英語を選ぶ
多くの人が「英語学習=教科書」と思い込んでいますが、
実際に役立つのは、あなたの仕事に即した語彙と表現です。
業務別によく使う英語フレーズ
| 業務内容 | よく使う表現例 | 
|---|---|
| 営業・提案 | Let me walk you through our proposal. | 
| ミーティング設計 | What’s the main objective of this session? | 
| 資料説明 | As shown on this slide, the key point is… | 
| クロージング | Shall we proceed with the next step? | 
Step 3:実際の会話やミーティングを“練習する”
英語力を伸ばす最大のポイントは、「準備と練習の質」です。
特に、英語での商談やミーティングは事前にシナリオを作ってロールプレイするのが効果的。
【3】“英語で話す力”は「1人練習」では限界がある
どれだけ自己学習しても、以下の課題に直面しがちです:
- 
自分の話し方の癖や弱点に気づけない
 - 
フィードバックがもらえず成長が実感しづらい
 - 
モチベーションが続かない
 
実践に近い練習を積むには、「相手の反応がある場」で練習することが不可欠です。
まとめ:「点を取る英語」より「動かす英語」を
これからの時代、必要なのは点数を取る英語ではなく、仕事を動かす英語です。
TOEICのスコアがあっても、「実際の会議で黙ってしまう」なら、それは鍛え方を変えるべきサイン。
自分の業務に紐づいた英語力を身につけることで、
今より一段上のキャリアチャンスが、必ず見えてきます。